めも

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プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰについて勉強する(2)

この記事は何

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午前・午後Ⅰの全ての試験において100点満点中60点以上、午後Ⅱの論述試験の評価ランクがAであれば合格になります。プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰ・午後Ⅱの記述式で問われる課題を調べて、それに必要な知識+調べたことをメモする記事。あくまで自分の解釈であり、正確さは担保していません。

前回:プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰについて勉強する(1) - めも

過去問・解答例・講評

毎年IPAが公開しているので、それを参考にする。 以下のページから各年度の過去問・解答例・講評を確認できる。

www.jitec.ipa.go.jp

過去問を解きながら調べたこと

ここの過去問を昔のものから辿っていき、調べたことをメモする。

平成25年度春期

  • 問1:プロジェクトの計画案の比較検討
  • 問2:リスクの洗い出しとステークホルダとのコミュニケーション
  • 問3:プロジェクト途中でのスケジュール変更対応
  • 問4:プロジェクトのステークホルダに対するリスク分析

スケジュールを短縮する必要がある→PERTネットワーク図のクリティカルパスを調べ、パス上の作業を優先して短くする。既存の業務システムに既存のソフトウェアを組込む場合は、その整合性がとれるかどうか・対応に時間を要するか検討する。

業務プロセス分析は他の事例を参照:超上流から攻めるIT化の事例集:要件定義:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

業務流れ図= 業務を構成する「機能」と「情報」の実現手段を示した図

用語

参考文献

平成26年度春期

ここ以降では3問出題中2問選択解答となる。

  • 問1:プロジェクトに対する複数ステークホルダーの要求の整理
  • 問2:プロジェクトの進捗管理とトラブル対応
  • 問3:顧客からの要求に含まれるリスクの分析

顧客の依頼の中に要望と必須要件が混在している場合はその整理から始める必要がある。 PMは各ステークホルダーの折衝を行うとともに、要望に共通する点を整理する必要がある。また、[2]にあるように顧客が言葉で説明できる要件は定義できたとしても言葉で説明しにくい非機能要件が定義から漏れる可能性を考慮する必要がある。

www.slideshare.net

用語

参考文献

平成27年度春期

  • 問1:複数ステークホルダの関与度と影響度の分析と関係者間の調整
  • 問2:新システム導入プロジェクト
  • 問3:プロジェクト進行中でのスコープ変更時の対応

問1のようなステークホルダ間の分析をしたことは自分は無いが、このような事例も存在するものとして問題を解いていく。参考文献[1]のように「ステークホルダーのコミットメント」・「プロジェクトの成功のために必要なステークホルダーによるサポートの重要性」を軸として分析する事例もある。

問2のような、はじめて何かを導入するプロジェクトで知識のある人を含めるように依頼する場面・プロトタイプなどを通じて業務プロセスを分析する機会を設ける場面は過去の問題でも出てきている。また、システム導入プロジェクトではシステム導入時のユーザー教育も考慮する必要がある。教育計画作成など。

工期遅延理由について、[2]によると55%が要件定義の決定漏れのために発生しており、プロジェクト途中で要件漏れを対応するためにスコープが変更になる事例は比較的よくあるケースだと考えられる(もちろん、よくあってはいけないが...)。その次によくある原因は「テスト計画不十分」「自社内メンバーの選択不適当」「開発規模の増大」。もちろんテスト・運用段階での手戻りは非常に大きな負荷につながる可能性が高いので、早い段階での要件分析・要件を満たしているかのチェックはトータルで工期をスケジュール内に収める上では重要なる。システムの”目的を明確にし、手段を明確にし、関係を押さえる”[2]。大規模なプロジェクトではユーザ企業とベンダ企業の間のギャップを無くす ために表現の曖昧さを無くすことを意識する。過去問ではドキュメント系資産を整理(用語集・マニュアルの作成など)するケースも出題されている。

用語

  • 処理パターン図 , pdfのような典型的な処理一覧
  • ビジネスプロセス関連図
  • ドキュメント系資産

参考文献

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