とりあえずNolaを使いこなすために、小説や物語を作る上ではじめにどうやって設定を作るのか調べてみる。関連しそうな本もとりあえず購入してみようと思う。
ただ、いろいろ完全になるまで始めない、というのが一番最悪なので、書こうと思ったらルールを気にせず書いてみるのも全然ありだとおもう。
テーマ決め
テーマを決めたら世界観とキャラ設定を決める。そしてストーリーのカギとなるアイデアを決めてそのカギに沿ったストーリ展開を考える。
- テーマ=全体を通して読者に伝えたいこと、自分が見てもらいたいこと
- 例:何もない状態からいろいろな工夫で成長していく様子
- 世界観=ネタ・モチーフ・背景にある文化設定など
- 例:異世界で自分だけが未来の知識を持っている、この世界ではある理由で水が汚染されており人々はそれに苦労している
- キャラクター=主人公の周りの人物、読者は主人公に感情移入しながら読む
- 例:読者に陰鬱な日常を体験させたいならば、周りのキャラはその日常を構成するために必要なキャラ(かも)
テーマ・世界観・キャラクターは途中でぶれてしまうと感情移入しにくい。また、個性が無いと話も追いにくくなる。主要なキャラは見た目・年齢・服装・家族構成・口癖・特技・気にしていること・コンプレックス・嫌いな人・子供の頃の思い出・普段から行く場所・好きな食べ物・緊張しているときの口癖...いろいろな物について具体的に決めておく。そして、話のところどころでそのプロフィールにつながる要素があると、読者はキャラにイメージがわき感情移入もしやすくなる(気がする)。
特に、キャラがなぜそのような行動をとるのか・なぜそのような言動になるのかにつながる箇所はハッキリ決めるほうがいい。性格・何がしたいのか・過去に何があったか・何を隠しているか・コンプレックスは何か・誰と交友関係にあるか・敵と味方は誰か...など。
だから、仮にハーレムものを書くにしても「何がしたいか=主人公と一緒にいたい」以外の要素によって、キャラごとの立ち回りが変化して面白さが生まれてくるんだと思う。
ハーレムものとは、1人のキャラクターに対し、数多くの異性キャラクターが恋愛対象として対置されている設定のフィクション作品を指す[1]。ドリーム小説によく見受けられる[2]。(ハーレムもの - Wikipedia)
念のために書いておくと、僕はハーレムものは書こうとは思ってません。たぶん、書いていく中で描きたい物語に対して事前に設定したキャラの設定が合わない展開も出てくるだろうと想像する。そのような場合は、設定を書き換えるのではなく描きたい物語を考えなおス方がいいんだと思う。根底にある世界観とキャラの設定はまるでゴールデンマスターのように、おいそれと変えることはできないと考えておく。
といっても初心者がいきなり魅力あるキャラを作ることは不可能に近い(と思う)。ググった感じだと、さまざまな漫画やアニメの参考になるキャラを選び、そこからアイデアを広げていくというアプローチもあるらしい。もちろん好きな小説や演劇の登場人物でもいいだろう。
プロット
どうやらNolaなどのツールを含め、プロットを書くためのツールや手法は一つではない様子。 色々探す時間ももったいない気がするので、とりあえずひとつ選んで書き始めるのがいい気がした。
三幕構成・起承転結・序破急という言葉があるが、プロットを書く上での感情・物語の起伏にはいくつかパターンがあるようだ。参考:『三幕構成・起承転結・序破急』での画像検索結果↓
こういうのは一発でうまくいくことはまずないだろうから、とりあえず書いてみるしかないと思う。自分の好きな作品がどのような構成なのか分析してみるのもいいのかもしれない。
色々な漫画や物語のキャラ相関図は簡単にウェブで見つけられるので、そこから自分が面白いという構成を見つけ、変化を加えていくのがいいのかもしれない(もちろん完コピは✕)。
AI利用
昨今の流れ的に、ChatGPTのようなツールを使ってアイデアを出すことも考えられる。今後はこのようなツールがどんどん出てくると思う。
もちろん、これらのアイデアがユニークではない可能性が高い。これらをベースに、自分のアイデアを織り込んで初めて物語がスタートすることを忘れないようにしたい。
レイティングと表現
何を表現するにしても、年齢別レイティングや避けるべき表現については事前に学ぶ必要がある。たとえ悪意が無かったとしても受け取り手が傷ついてしまってからでは遅い。文に限らず、イラスト・動画・ブログ・その他さまざまなメディアに創作物を掲載するならば必ずはじめに表現帰省とレイティングを理解する必要がある。
そして、これは以前差別表現に関して本を購入した際にも書いたことだけれど、何がokで何がダメかは時代とともに変化していく。ある時点で自分の理解が正しくても、10年後には古い知識となっていることが往々にしてある。なので、継続して勉強し続ける姿勢が必要。
R15については『15歳未満の年少者にとって、刺激が強いと考えられる描写』・『15歳未満の年少者に誤解を与え、模倣を誘引する可能性が大きいと考えられる描写』・『その他、R18には該当しないと思われるが、15歳未満の年少者には閲覧を控えさせたいと考えられる描写』がある場合はR15以上を指定する必要がある。
曖昧で幅のある表現なので、何がokなのかは個別に確認する必要がある。個人的にはR15を付けないとは『小中学生が見ても問題ない内容』という意思表示だと考えているので、その基準で厳しめにラベルを付けるべきかと考えてます。
- R-18、R-15、PG-12などはどうやって決められている?映画レイティングの深いお話 | CINEMAS+
- 映画のレイティングシステム - Wikipedia
- 小説家になろう 質問一覧 - 検索結果 R18 R15
評価と校正
小説家になろうを知ろう ~小説家になろうをグラフ化してみた~ 作者:ゆうゆう@なろうデータ収集卿←2018年時点のデータなので注意
投稿に慣れてレビューがついてきたとしたら、上記データをもとにしつつ自分が全体からみて良い・悪いかを客観的にチェックするタイミングが来るかも。
ちなみに、仮に一冊のラノベを書く場合は80,000文字程度は最低ラインとして必要かもしれない。 ただしこれは文字数がすこし少な目、短い会話のテンポいいやり取りが多い作品だと思われる。もう少し文字数が多いと600文字が300~400ページあるのだから20万字前後になると推測される。ちなみに、このブログの過去記事すべての文字数は挿入されているコードを含めると約300万文字らしい(Movable Typeにブログを出力した時点で350万文字あったので推測)。
他、上記ページで気になった点は
- 連載と短編の比率はほぼ同じ
- 一作品あたりの平均文字数3万文字
- 一作品あたりのPVの中央値は500であり、完結済みは約10倍PVが入りやすい
- 週間ユニークユーザー数が100を超えるのは3%もなく、訪問者数が50以下の作品が全体の1/3を占める
- ブクマ数が0である作品が実は半数以上あり、はじめてブクマをもらえたのならばそれは小さいけれど重要な一歩、かも
- ブクマ数が10を超えるのは全体の15%のみ
- https://novel18.syosetu.com/n1637fe/1/・https://ncode.syosetu.com/n2919fm/2/(R-18サイト注意。ノクターンの場合は112ポイントが中央値で500ポイントあたりが上位25%、つまりブクマしてもらえる率がなろう小説と比較すると圧倒的に高いという違いがある。どれくらいの時期にこのポイントに達すればいいかは不明だが、サイトによって基準が大きく異なることが見て取れる)
- たぶん一番初めの目標はブクマ10を超えるのがいい気がした
- 書籍化レベルの最低ラインは10000ブクマ(人気ジャンルほど高くなる)
- ブクマ数100を超える作者は執筆年数が5年の人で36%、1年目で10%
- 投稿期間が長いほど経験などで改善していく、しかしそれでも2/3はブクマ100を超えない
- 連載中は仕組み上評価ポイントが付きにくい
- あらすじは300文字7000文字の範囲で
- 10万文字以上書ききった作者は全体の約15%
- 一話あたりの文字数について→番外編 小説家になろうの裏を知ろう7
- 作者は一年以内に約80%が脱落(更新停止か投稿しない状態)する
どのジャンルのアクセスが多いか等の分析もあるので、ぜひ参照元サイトもご確認ください。個人的には、仮に何かを書くにしてもアクセス数を基準にジャンルやストーリーを変えたりはしないと思ったのでメモしませんでした。
完成させる
そして一番大切なのは、最後まで走り切ること。