めも

メモ.

プロジェクトマネージャ試験の勉強をはじめる(後半)

この記事は何

IPAの高度情報処理技術者試験の一つであるプロジェクトマネージャ試験を受けてみようと思ったので、とりあえず自分なりに試験範囲を把握するために調べた言葉などをメモ。

前回:プロジェクトマネージャ試験の勉強をはじめる(前半) - めも

メモ

以下は本を読みながら調べた単語のメモ。

マネジメントの対象となるもの

  • ステークホルダ:プロジェクトの結果に対して直接・間接的な利害関係を有する人
  • スコープ:成果物の範囲・作業内容
  • 資源:人・時間・道具などプロジェクト遂行にあたって必要なものの総称
  • リスク:プロジェクト全体に及ぼす不確実性のある影響の総称、+に作用するものもリスクと呼ぶ
  • 品質:テストの管理やユーザー体験の管理
  • 調達:委託などを通じて開発する場合、それらの契約管理などもマネジメント対象に含まれる
  • プロジェクト内コミュニケーション
  • プログラム:共通に目標に向かって複数のプロジェクトを実施しているとき各プロジェクトをプログラムと呼ぶことがあり、このような場合は複数プログラム間をマネジメントする必要がある

ステークホルダ

参考文献

ステークホルダには明確な定義はないが、関係社員・スポンサー・サプライヤーなどが含まれる。プロジェクトにとって重要なステークホルダーとエンゲージメントを実施することで、ステークホルダーの関心や懸念の変化を見逃さないようにする。

スコープ

参考文献

プロジェクトの完了に必要な作業範囲であり、それらを明確にするためにプロジェクト憲章(承認を得るための資料がこれに相当)・スコープ記述書・プロジェクト計画書を記述する。スコープ記述書にて何を成果物とするかを明記して、それをどのように作っていくかを計画書としてまとめる。

Work Breakdown Structureはプロジェクトのスコープ内部に含まれる作業をワークパッケージレベルまで分解して木構造でまとめたもの。粒度の基準は明確ではないが、最下層の葉では「XXXをする」と明確に作業が記述されている状態が理想、逆にこれが記述できない場合は成果物が明確になっていない可能性がある。さらに、ワークパッケージの完成に含まれる手順をアクティビティ(作業見積もりの最小単位)と呼ぶ。

スコープはプロジェクトを進めていく上で変更になることも多く、これらの変更を管理(変更管理)する必要もある。ある程度の規模のプロジェクトではCCB (変更管理委員会)が設置され、それらによって変更の提案が承認・管理されることになる。

資源

人的資源マネジメントが中心だが、資源という言葉には時間・資金・作業場所なども含まれている。

人的資源

参考文献

RAM(責任分担表)はプロジェクトで決めた目標を達成するための仕事がすべて人に割り振られていることを確認・整理するためのもの。その一種であるRACI図はプロジェクトに含まれる業務の分担を明確にするために使用される。Responsible(実行責任)・Accountable(説明責任)・Consult(相談対応)・Inform(情報提供)の頭文字であり、だれが何に対して責務を担っているか+連絡先を明確にできる。ちなみに先日の応用情報でも出題された。

プロジェクトに参加するメンバーが保有している・これからすべき知識をマトリクスで表現したもの。スキルを可視化することはリスクを可視化することにも繋がる。チームは成立・動乱・安定・遂行期の遷移をへて安定して活動できるようになり、最後にメンバーが交代していく解散期を迎える(=タックマンモデル)。

チームのメンバーの動機付けについて、各理論の完結な説明は上記資料を参照。

  • マズローの欲求段階説
  • マクレガーのX理論Y理論
  • ハーズバークの動機付け・衛星理論
  • モチベーション3.0

時間・資金

参考文献

スケジュールの管理・分析手法には様々な図が使用される。

  • ガントチャート
  • ADM(Arrow Diagramming Method)
  • PDM(Precedence Diagramming Method)
  • バーンダウン・バーンアップチャート

PDMはSF(start-to-finish)などの意味を一度理解しておけば、図から直感的に意味はわかる。最も時間がかかる経路をクリティカルパス、リソースに競合がある場合にその競合を考慮して最も時間がかかる経路の集まりをクリティカルチェーンと呼ぶ。スケジュール期間を圧縮するには

  • クラッシング:資源の追加、コストが増大する恐れあり
  • ファーストトラッキング:後続アクティビティの先行着手、リスクが増大する恐れあり

の二つが考えられる。進捗率を分析するにはEVマネジメントの考え方が用いられる。

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コスト

参考文献

コスト・工数の見積もり方法は大まかに3種にわけることができて

  • 類推(トップダウン)見積=過去の類似プロジェクトを参考にして算出、類推法・デルファイ法など。
  • 係数モデル見積=必要機能数などのパラメータを求めてそれらから算出、FP法・CoBRA法・COCOMOなど。
  • ボトムアップ見積=成果物をワークパッケージに分解し構成要素ごとのリソース量を見積もって積み上げて最終的な見積もりを作成、WBS法など。

などが質問で問われる。

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その他

リスク、コミュニケーション・品質などのマネジメントについて。

参考文献

リスク

リスクのマネジメントについてはリスク登録簿などを用いた管理やモニタリングによる分析が必須となる。PMBOKでは定性的リスク分析・定量的リスク分析を必要に応じて行うように推奨されている。リスクのモデリングは

品質

JIS品質管理用語での品質の定義は「品物またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための評価の対象となる性質・性能の全体(JIS Z. 8101:1981)」と定義している。特にソフトウェアに関する品質について、ISO/IEC25010が参考になる。

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参考文献「バグだけが品質と考えていませんか? ~ つながる世界に向けてSQuaREベースに品質を考えよう!~」より引用。ISO/IEC25010では品質にはソフトウェア品質、利用時の品質が定義されている。

また、システムで利用するデータのデータ品質についても定義されている。

QC7つ道具については省略。『QC7つ道具』で検索すると様々な解説サイトが出てきます。

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法律

参考文献

システム開発に関する契約には請負契約・準委任契約・派遣契約の3種類の形態がある。瑕疵と本来備わっているべき機能・品質が備わっていない状態を指している。準委任契約・派遣契約には瑕疵担保責任は無い。

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また下請代金支払遅延等防止法(下請法)では発注書面の交付・下請代金の支払期日を定める・遅延利息の支払などの義務が規定されていて、下請代金の支払遅延・買いたたき・物の購入強制など禁止事項も規定されている。

またこれ以外にもセキュリティ関係の法律、著作権や特許の法律、不正競争防止法、独占禁止法などは理解しておく必要あり。

ざっと目を通した感想

各用語に対しての理解が浅いと午後の論述で中途半端な記述しかできないため、PMBOKに含まれる範囲の内容はかなり深く理解する必要がありそう。また、午後の論文は書き方そのものを覚える必要があるため短期での勉強は難しく、慣れが必要。午前のマネジメント以外の分野は応用情報と重複する範囲もありそこまで難しく無い印象。

ただ、あまりに論述の書き方や読書ばかりしていると『資格を取るための勉強』になってしまって肝心の実務に生かす機会が少なくなるような気もする。試験の難易度と同様にモチベの維持も大変そうだと感じた。定期的に分量を決めて続ける方針がいいかと考え中。

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