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プロジェクトマネージャ試験の勉強をはじめる(前半)

この記事は何

IPAの高度情報処理技術者試験の一つであるプロジェクトマネージャ試験を受けてみようと思ったので、とりあえず自分なりに試験範囲を把握するために調べた言葉などをメモ。 もし受けることを決めたらのちのち参考書を購入して勉強したい。

プロジェクトマネージャ試験(PM)とは

情報処理技術者試験の区分の一つ、試験制度のスキルレベル4、高度情報処理技術者試験に含まれる試験。対象者像は『システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画を立案し、必要となる要員や資材を確保し、計画した予算・納期・品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者(引用元)』。合格率は例年12~14%、受ける人の中には応用以下のスキルレベル3+他スキルレベル4資格を取得済の場合も多そうなので、最低限それらを取得できた状態で試験に望みたい。

過去問については公式で配布されているものやプロジェクトマネージャ試験ドットコムを参照。また、厳密な試験範囲は「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス など」を参照(プロジェクトマネージャ試験シラバス )。

試験の形式は

  • 午前 I 試験 選択式、免除あり
  • 午前 II 試験 選択式
  • 午後 I 試験 記述式
  • 午後 II 試験 論述式

となっていて、午後の記述・論述を一人の勉強でどうカバーできるかが課題となりそう。また午前も技術レベル4に相当する問題になるので最低限、応用情報の午前がほぼ解ける状態が求められる。

また「プロジェクトマネージャーの平均年齢と適性について」によると

平成31年度の受験者平均年齢は「40.1歳」、合格者平均年齢は「38.1歳」

となっていて、このあたりが世の中でのPMになる目安なのかなと思う。一年に一度しか試験がない+申込者数に対する合格比率が8%前後であることを考えると、今の段階から受けて何回か失敗した後に受かることを目標にしたい。いくつかのサイトを参照にしつつ、基本・応用情報の知識がある上でさらに最低200〜300時間の勉強が必要になる印象。

出題範囲に含まれる知識エリア

出題範囲と大まかな内容を調べる。プロジェクトマネージャ試験シラバスを参照しつつ、PMBOKにどのような知識エリアが含まれているかを理解し、どんな言葉・用語が出てくるのかをざっくりと把握したい。

プロジェクトの立ち上げ

  • 投資対効果分析
    • 参考文献:情報システム投資の評価に関する実践的なフレームワーク 栗田雅規
    • PBP, 改修期間法, 投資の回収に必要な期間を重要視, 金銭価値の時間変化を考慮していない.
    • ROI, 投資収益率, 投資した資本と回収できる収益の比率を見る, 金銭価値の時間変化を考慮していない.
    • NPV, 正味現在価値, 将来の価値を現在の価値に割り引いて計算する, 割引率の設定に依存して変化する.
    • IRR, 内部利益率, 複数の解がもとまることがある, 投資額とリターンの現在価値が等しくなる割引率を求める。
    • 各指標の式も覚える必要あり
  • 要求分析・要求定義・要件定義
    • 機能・非機能要件の区別
    • 要求分析でどのようなことを実現すべきかを分析し、そこから「○×したい」が決まり要求定義ができる
    • 要求定義の内容を実現するために必要な要素が決まり、最終的にSEなどに実装を依頼するための要件定義ができるようになる
    • 要件を決める人の希望、要求定義、要件定義の範囲が曖昧だとミスが増える
    • 要求獲得:"顧客を含むステークホルダーを明らかにし、会議やインタビューなどを通して要求を引き出す技術に関する知識"[1]
  • 要求分析で使用する手法

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[1] 要求工学知識体系(REBOK)概説p21参照

参考文献

プロジェクトの計画

調達計画

プロジェクトの実行

ソフトウェア開発工程

上記wikipediaに含まれる項目は全て範囲であり、午前Ⅱの問いで問われることが多い。

  • パラダイムとモデル
    • ウォーターフォール
    • プロトタイピング
    • Vモデル
    • スパイラル
  • 方法論
    • かんばん
    • DevOps
    • スクラム

共通フレーム2013

共通フレーム2013の概説, 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC) 研究員 室谷 隆

共通フレームとはソフトウェアの構想から開発、運用、保守、廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて必要な作業項目、役割等を包括的に規定した共通の枠組み。何を実施するべきかが記述されている、「ITシステム開発の作業規定」である。(上記pdfより引用)

システム要件定義〜実装〜システム結合・適格性確認テスト・受入支援の各プロセスから、実装の中に含まれる要件定義〜導入までの各プロセスについて標準化を行ったもの。

開発技術

少し古いサイトだが、「データ中心アプローチ」「プロセス中心アプローチ」と言ったワードが試験で出てくることもあるので内容や背景を理解しておく上で非常に丁寧に説明されている。

  • オブジェクト指向設計:業務において重要な概念をクラスという単位で抽出し、その相互作用の集まりとしてモデル化をする
  • データ中心設計:データの構造があまり変わらないことに着目し、どのデータがどの処理で使用されるかを管理してモデル化を行う、CRUD図を用いた業務分析が行われる。DFD(Data Flow Diagram)やER図も設計に用いる。
  • プロセス中心設計:業務に含まれる各プロセスをさらに細かい処理に分割して、最終的にどのような処理が必要かをモデル化する
  • サービス指向アーキテクチャ - Wikipedia
  • 業務上の一処理に相当するソフトウェアの機能をサービスと見立て、そのサービスをネットワーク上で連携させてシステムの全体を構築していくことを指す言葉

  • 1サービスの範囲がどこまでになるかについては検討する必要がある
  • マイクロサービス設計 3つの難所と突破法 | 日経クロステック(xTECH)

テスト技術

www.slideshare.net

PM試験では受け入れ・移行テスト、ブラック・ホワイトボックステスト、V字型テストモデルなどのワードが出るものの、それらの意味はわかるはず。テストの作り方やテストの管理方法、受入基準や移行計画の内容を理解する必要あり。移行には教育訓練(移行後のシステムの操作や管理の教育など)も含まれている。

以下はPM試験とは直接関係はないですがDevOpsの品質保証と信頼性に関するブログ(解説論文)記事。

次回以降に調べる

  • プロジェクトの管理:PM試験で最も詳しい知識が問われる範囲。
  • プロジェクトの終結
  • 法規・関連法律
  • セキュリティ

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