この記事は何
プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰ・午後Ⅱの記述式で問われる課題を調べて、それに必要な知識+調べたことをメモする記事。あくまで自分の解釈であり、正確さは担保していません。
ちなみに勉強する目的ですが、仕事を進める上で最低限の理解はすべきだと感じる場面が増えた+在宅勤務の際に通勤時間分の時間的余裕ができたためなんかやろうかと思ったため。
過去問・解答例・講評
毎年IPAが公開しているので、それを参考にする。 以下のページから各年度の過去問・解答例・講評を確認できる。
講評で『XXXを具体的に書いて欲しかった』『YYYを確認して欲しかった』など出題意図も述べられることが多いので、問題と合わせて出題意図を把握しておく。
午後Ⅰ
フォーマットは応用情報の午後記述に近いが、問われる内容はさらに難易度が高くなっている。また3問中2問選択なので基本は全問解ける状態で行き、特に解けそうな2問を選ぶ方針でいきたい。
過去問を解く場合は単に正解不正解を見るのではなく、IPAの採点講評を見てどのような解答を意図した出題だったかを把握する。また、どんなプロジェクトにもQCDFが制約条件として存在しているので、書かれている行動や対策がQCDFとどのように関連しているかを意識する。調べた限りでは午後Ⅰは午後Ⅱより難しいと感じる人が多いらしい。手元に過去問がないので後回し、午後Ⅱを優先、
午後Ⅱ
2時間の内に3000字弱の論述を書く必要がある。 また実務経験が乏しいほど書きにくいが、若いほど実務経験は少ないので参考となる論述・論文をなるべく多く読んで他プロジェクトでのマネージャー視点を疑似的に体験しておく。自分で参考とする論文の設定を書き出してプロジェクトの初期設定を用意し、自分の論文として書き出してみる。
「プロジェクトの特徴」という問題は設問アで必ず問われるのでテンプレートを用意しておく。また「論述の対象とするプロジェクトの概要」と記述内容に不整合がないように意識する。
また、プロジェクトマネージャは『定義された範囲、定義された開始および定義された終了を有するあらゆる事業(業界に関係なく)において、プロジェクトの計画、調達、および実行の責任を負う(引用元)』人であり、プロジェクトの目的を達成するを達成するための条件を整えたり問題を解決する人なので、目的達成のための努力や行動を記述するようにする。
問1:プロジェクトの特徴
他のプロジェクトにない制約条件(納期・連絡手段・関係者・業界ならではの規則など)を記述した上で、何を目標とするものかについて軽く触れる必要あり。特徴は業界の特徴とかではなく、プロジェクト進行上での特徴(いつもと違い納期がXX、外部との進め方が特殊、テレワークの人が多くXXX、PMは前任が病気になったため引き継いだもの、など)を記述する?先に後の設問を見た上で、後続の設問で触れる特徴について明記しておき、(文字数に余裕がないならば後続の設問内で)詳細についても触れる。
プロジェクトの特徴になりうるもの、つまり「必要な人員・日数・資金のリソースが確保された上で、何もないところから新しく何かを作成する・何かを引き継いで開発するプロジェクト」と比較すると、
- 納期が厳しい
- 人員に経験不足・新人が多い
- ステークホルダーが特殊な関係
- 避けることのできない、通常にはない社内プロセスがある
- 元となるプロジェクトに特殊な制約がある
- 普通以上の品質・可用性が求められている
などが複数組合わされば特徴になると思われる。何を目的としたプロジェクトか、どのような会社がステークホルダ として関係してくるかははじめに簡単に説明する。正直、自分の経験だけから何が特殊で何が普通かの判断は難しいように思う。参考書などの参考論文や回答例を要確認。
問2・問3
出題にも拠るものの、おおよそ800~1600文字で問1で発生した問題の解決方法や工夫について説明し、600~1200文字で原因の分析・今後の課題について説明をする問題。午前〜午後1で出てきたいろいろな手法やツールが何のためのものかを理解した上で、問題に最適なものを対応づけられるようにしておく。最後に、既存の論文・模範回答例を読み込んで、何回か自分で文章を書く練習をする。
用語
- ERP:統合業務パッケージソフトウェアの略称
- フィット&ギャップ分析
- フィット&ギャップ分析 | IT用語辞典 | 大塚商会
- 要件定義 Fit&Gap|中堅企業・中小企業におけるパッケージ導入の手引き
- 導入システムと導入対象の業務プロセスの間で、導入システムに必要とする機能がマッチしているかを分析する作業。何をするにしても言及する可能性が高い。
- 業務委託:【5分でわかる】業務委託とは? 請負契約との違い、法律、注意点を解説 - カオナビ人事用語集、『行為の遂行』がされているならば、成果物が完成したがどうかは責任んを持たなくて良い。
- 請負契約:『業務を受注した者が、委託された業務の完成を約束し、業務を発注した者は成果物に対して報酬を支払う契約』、つまり受注者は成果物に対して責任を持っている。